あーりーえーなーいー

guttyan2004-07-22

ついさっき、我が家で事件が勃発した!
ワタシは10時にバイトを終え、ものの5分で家に着いた。で、ドアをノックすると、いつもなら母親が鍵を開けてくれるのだが、今日に限ってなかなか開けに来ない。
・・・・・。
聞こえなかったのかな〜と思い、またノックしても応答なし。
何回もノックして、呼んでも応答なし。
父親が仕事でいない日は、ワタシが帰るまでいつも鍵を閉めてるから、開けてくれないと中に入れない。バイト先まで5分の距離だから、いつも鍵も携帯も持っていかない。もし鍵を持ってたとしても、外からかけるのと内からかけるのとでは鍵の場所が違うから、開けようがない。
寝てるのかな〜。と思いつつ、でも母親は普段寝ていても、ちょっとした物音で起きる人なので、何回も呼んでるのに起きてこないのはおかしい。
もしや強盗?もしや突然死?という最悪の事態が頭をよぎりだした。
弟が家にいれば、母親が気づかずとも弟が気づくはずなのだが、今日に限って弟は塾に行っていた。でも弟も10時に終わって帰ってくる。時々ドアをたたきながら、弟が帰ってくるのを待つことにした。
多分10時半ごろ。ようやく弟が帰ってきた。母親が出てこない旨を告げ、弟共々庭の周りをグルグルしながらあちこちの窓をたたいて回った。
居間の部分だけ電気がついてるので、居間にいることは間違いない。障子が閉まっているので中の様子がわからない。だから必死で居間の窓をたたく。そして呼ぶ。でも返事はない。
あまりにいつもと違う事態過ぎて、弟と二人、最悪の事態を考えていた。電話を鳴らしたら気づくだろうかと考えても、肝心の携帯を持っていない。弟(中1)も持っていない。しかし電話に気づくぐらいなら、とっくにワタシたちのノック音に気づいてるはずである。近所の人に電話を借りようかとも考えたが、近所の人は漁師さんばかりで、彼らは朝が早いため、すでに電気が消えてる。にゃー。
もうこれは最終手段だな。
うん。
ワタシも弟も意見が一致した。それはずばり、
窓ガラスを割る。
ただ寝てるだけという望みは薄いし、もし突然脳卒中とかで倒れでもしてたら、寝てるのかもと思ってのんきに待っている間にも状況はやばくなっちゃうし。強盗だったらもってのほかだ。
「お姉ちゃん、割るで」
「よっしゃ」
庭の裏にあった園芸用のハンマー状の土堀を使って窓ガラスをたたき始めた。
始めは、近所迷惑になってはいけないと思い控えめにワタシが叩いたが、アルミサッシは思いのほか丈夫で、少し傷がつくぐらいだった。そんな生ぬるさにいらだったのか、今度は弟が強めにたたき出し、ちょっとづつだが、確実にひびが入っていった。
そしてパリンという音と共に、窓ガラスの鍵の周りが割れた。
「泥棒気分やな〜」などのんきなことをいいながら、でも怪我をしないようにタオルで手をくるみ、手を入れて鍵を開けた。ぱきぱきと割れたガラスが窓の溝にはまってうまく窓が開かなかったが、窓を開けて、万が一強盗が待ち構えてないか注意しながら障子を開けた。
するとそこには母親が布団の上に横たわっていた。誰かがいた痕跡はないように見えたが、あわてて母親に駆け寄り頬を叩いた。
するともやぁ〜と目が開いた。
・・・、え、もしかして・・・寝てた・・・?
寝てただけだと気づいたワタシと弟は、ホッとしたものの、今度は逆に憤りを感じた。
「人に散々心配かけてー!窓ガラス割ったやんかー!」
と、まだ寝ぼけ眼の母親にいっきにまくし立てた。するとだんだん意識がはっきりしてきたのか、今度は言い訳を言い出した。
「『初恋のきた道』見終わって、いい気持ちになったらねむたくなってーん。」
へぇ〜 へぇ〜 へぇ〜。
そりゃあよかったね、なーんてゆうわけないぢゃん!
どんだけ人に心配かけたと思ってるんだぁ!
さっそく父親に怒りの相談室ばりに電話して、一気に事のあらましを報告。そして一方的に切った。もう!
父親に電話しただけじゃ飽き足らず、こうしてブログに愚痴ってみた。
何かお詫びの品を買ってもらわにゃならん♪