観劇

guttyan2004-07-17

今日は旭区の芸術創造館というところに、中学時代の友人の舞台を観にいってきました。
劇団(?)『空羽〜kuu』の旗揚げ公演で、演目は『夢幻』でした。オリジナルストーリーだと思います。
友人はもちろんワタシと同じ歳なのですが、他の出演者の方々もみんな若くて、ほぼ同世代の方ばかりでした。
劇の内容は、毒蜘蛛を使って大勢の人を殺して、その血で白い布を赤く染めて売って暮らしてる女の人が、核爆弾を落とされて砂漠になった街でドラッグに手を染めた若者たちの中に入って、最終的にはその若者たちも殺されてしまう、という非常にダークとゆうかホラーのような話でした。でもなんか、若者の中の一人が多重人格者だったり、ドラッグに手を染めるまでの記憶がない人がいたりと、なんか内面的なところもちゃんとしていて、平和ってなんやろう、とか、幸せってなんやろう、みたいに、なんかうまく表せないけど、考えさせらる内容でした。
で。内容はそんな感じでダークやったんやけど、役者さんたちの演技がこれまた凄かった!
シーンの合間合間にダンスとかがあったんやけども、そのダンスもヒップホップやらレゲエやらバレェやら、とにかくみんなうまくて凄かった!としか言いようがありましぇん。主役だった、大勢の人を殺してしまう役の女の人が中世っぽいドレスを着てて、顔がすごくかわいくて、で、声もかわいらしい声優さんみたいな声をしていて、でもどっかにいっちゃってるような目で役に入りきっていて、迫力に圧倒されました。ワタシの友人も、恋人役の人を誤って殺してしまう役やったんやけど、正気を失ってとりつかれたみたいに笑いながらどっかにいっちゃうのも、鬼気迫ってて、まじでぞっとしました(^^;
まだ旗揚げされたばかりのところだけど、個々の演技力はもうほんとにプロ級でびっくりしました。って、素人が見た感想ですけど。
友人は中学校のころから歌とかダンスが好きで、とくにどこに習いに行ってるわけでもなかったけど、SPEEDとかMAXのダンスを覚えるのが早くて、よくワタシに教えてくれてました。結構進学校の高校に進んだけど、卒業後は自分の道を極めるために演劇の専門学校みたいなとこに行ったところまでは知ってたけど、ほんとに頑張って、今では舞台に立つまでになっていたなんて、すごくびっくりしたし、同時に尊敬もしました。
終わった後に話した時、『ものすごくきついけど、楽しい!』ってゆってたのが印象に残ってます。好きなことはどんなにきつくても、楽しいって思えるんやろうなぁって納得させられました。
自分のやりたいことを見つけて、そのことを頑張っている友人を目の当たりにして、自分も頑張っていかなあかんなぁって、喝をくらったように感じました。